大人の矯正
「矯正をするのはもう遅い」と思っていませんか?
成人し、歯の成長が終わってからでも矯正治療で治すことが可能です。
最近、大人の方でも矯正治療を受けられる方が増えてきました。お子さんが矯正治療で歯並びや口元の印象が大きく変わっていくのをご覧になって、お子さんと一緒に矯正治療をはじめられるお母様もいらっしゃいます。
歯と歯肉が健康な状態であれば、大人の矯正は年齢に関係なく始めることができます。
歯並び・かみ合わせ(不正咬合)など、
次のようなことでお悩みの方は、まずご相談ください
- 乱杭歯、八重歯
- 歯がデコボコに生えたり、歯の生え方が不揃いなもの。顎が小さくなっている現代っ子に多い不正咬合です。
- 出っ歯
- 上顎や上の前歯が前に出たり、下顎が後退している状態。顎の骨に問題がある場合と、歯だけに問題がある場合があります。
- 受け口
- 噛み合わせた時に下の歯が上の歯より前側にある歯並びのことです。
- 開咬
- おもに奥歯をしっかり噛んだ時に前歯が噛み合わず、上下の前歯の間が開いている状態をいいます。
- 過蓋咬合
- 上の歯が下にかぶりすぎている場合をいいます。
- 矯正歯科治療に伴う一般的な
リスクや副作用について -
- ①最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- ②歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期問が延長する可能性があります。
- ③装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期問に影響します。
- ④治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のりスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- ⑤歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ⑥ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ⑦ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- ⑧治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- ⑨治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- ⑩様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- ⑪歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- ⑫矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ⑬装置を外す時に、エナメル質に徹小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物 (補綴物) の一部が破損する可能性があります。
- ⑭装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- ⑮装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物 (補綴物) やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- ⑯あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- ⑰治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- ⑱矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
日本矯正歯科学会HPより抜粋